香りを逃さないコツとレシピをご紹介

春の訪れを告げる、可憐な白い花。これは「花わさび」。
岩手では3月〜4月頃、地元の直売所やスーパーでも見かける旬の食材です。
花わさびは、葉や茎だけでなく、この花の部分にも爽やかな辛味があり、ピリッとツンと鼻に抜ける独特の風味が特徴です。
花わさびは「香りを閉じ込める」下処理が大事!

花わさびは、ゆでたあとにそのままにしておくと、どんどん辛味や香りが抜けてしまいます。
辛味をしっかり残すコツは、
👉「塩もみ+短時間の加熱」
👉「空気を遮断する密封保存」
このふたつを押さえれば、おいしいお浸しや醤油漬けが作れます。
【レシピ】花わさびのお浸し
材料(作りやすい分量)
- 花わさび 500g
- 塩 25g(花わさびの5%)
- 保存用ガラス瓶 または ジッパー付き保存袋
〈合わせ調味料A〉
- だし 500ml
- みりん 100ml
- 薄口しょうゆ 100ml
作り方

① 合わせ調味料Aを鍋に入れてひと煮立ちさせ、氷水でしっかり冷ましておきます。
② 花わさびを3~4cmほどにカットします。
③ 塩を全体にまぶし、1時間ほどおいてしんなりさせます。
(このときの塩の量が辛味を引き出すポイント!)
④ 鍋に80℃のお湯を沸かし、花わさびを10秒ほどサッとゆでます。
温度が高すぎたり、ゆですぎると辛味が飛ぶので要注意!
⑤ すぐに氷水にとり、色止めをします。
冷めたら水を切って、ぎゅっと手でしぼります。
⑥ ガラス瓶または保存袋にしぼった花わさびを入れ、①の調味液を注ぎます。
冷蔵庫で3時間以上置けば完成✨
ピリッとした辛味と爽やかな香りが楽しめる「花わさびのお浸し」です。
ごはんにも、お酒にも◎
ごはんのおかずはもちろん、日本酒や焼酎にもぴったりの一品。
冷蔵庫で3日ほど保存可能ですので、作り置きにもおすすめです。
最後に…
春にしか味わえない、ほんの一瞬のごちそう。
ぜひ、岩手の旬をキッチンで楽しんでみてくださいね🌿
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